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本日第一声。
やっと防空壕から出れたぁぁぁ´∀`)
や、あの、朝起きたら誰もいなくて、ゲームしてて叫びました(阿呆)
ペルソナ2やっと進んだよ・・・うう・・・
でもたっちんの照れた顔がすんごい可愛かったので良かったです。

さて、久々になっちゃいましたSS更新はアイギスSS最終回前編です。
今まではアイギスの回想だったのですが、今回はリアルタイムです。
なんかえらく長くなっちゃったので、前後で分けることにしました。

今ポンキッキのEDでキグルミ見ました!最近見ないと思ったら・・・
あとジャカジャカジャンケンを久々にしました。負けました。笑
ってこの時間ワンピやってたのかー!!見なきゃ!!汗。
そういや私の周りにはアンチワンピの人多いんですよね。私は好きですけど。
でも最近はちょっとダラダラ続けすぎかも?
アラバスタの前~アラバスタ編あたりが一番面白かったです。映画見たいな。
ミス・オールサンデーとか超久々に聞くよ!笑

では、追いかける?からどうぞ!
今回もセリフの保障は致しません。にこり。


「――――アイギス?」

「え・・・あ、なんでしょう・・・?」

風花に声をかけられ、アイギスは、はっと顔をあげる。
風花は心配そうにアイギスの顔を覗き込んだ。

「ぼーっとしてたから、どこか悪いところでもあるのかな、って」

「い、いえ、大丈夫です。少し、今までのことを思い出していただけで」

「そっか・・・今日で終わりだもんね。・・・頑張ろうね」

「はい、全力を尽くします」

そう・・・今日は、1月31日。世界が終わってしまう日である。
アイギスは今までの記憶を振り払うように頭を振ると、キッと前を見据えた。
負けられない。彼を守るためにも。




自分が生きるためにも――――――――




「シーケンス・ナウ・リヴ・・・・」




見慣れたタルタロスのエントランスを後にし、ターミナルで上昇していく。
(現場リーダーがタルタロス出ようとするのを風花が逃げちゃダメ!といなした)
最短距離で頂上までのフロアを走り抜けると、そこにはストレガのジンがいた。

彼は手榴弾片手に戦いを挑んでくる。特別課外活動部の全員が武器を構える。


(どうして)


戦いの中、アイギスは疑問符を浮かばせる。


(どうして・・・滅びが、見たいのだろう)


それは、今までのジン達の言動を聞けば、解決することである。
けれど、それは、彼らの生きる目的が彼らの意思に反していることになる。
・・・人間というのは、生きるために此処にいるのでは無いのか・・・

現場リーダーの剣がジンのわき腹をかすめて、ジンはがくりとひざを折る。

(――――ぁ)

ここでアイギスが銃をジンに撃てば、いい。
頭では分かっているのに。彼を殺すのがものすごい咎を負うようで。

ジンと目が合う。睨まれて、彼が手に手榴弾を持つのが見えた。

(でも)

とっさにジンの手を撃つ。利き腕の方を潰さない程度に撃ち抜く。
手榴弾がことん、と落ちたのを、現場リーダーが剣ですくい放り投げる。
その次の瞬間、ものすごい爆音がする。

あの爆発の規模だと、彼は自分も犠牲にするつもりだったらしい。

(私は、ここにいたいんだもの)

ジンがあきらめたように話し出す。
自分たちが桐条の手により生み出された忌み子であることを。

そして、彼は、シャドウを止めるために手の内の手榴弾を爆発させた。
爆音を背に、アイギスは階段を駆け上る。


(彼は、タカヤのためだけに生きていたのか・・・)


アイギスの論理思考が答えを弾き出す。


(ああ、前の、わたしだ・・・)


ジンは、以前のアイギスに似ていた。誰かのためにしか生きることを許されない・・・


(でも、彼は機械じゃないのに・・・人間なのに・・・)


機械のように、何かの目的で作られたわけでもない。
生きるために生み出された、人間なのに。


そして、タカヤは自分を殺せと言う。アイギスの論理思考がキュイ、と動く。
どうして死にたがるのだろう。生きたくないのか・・・?


(ここにいたいって、思えないの・・・?どうして死にたがるの)


ジンとはわけが違うだろう。彼は自分のために生きている。
なのに、死にたがる。ここにいたくないと言う。


(あ、・・・あきらめのこころ・・・これが、集合的無意識の抑制の欠如・・・)


影人間になるというのは、自分が死に対する危険性へのストッパをはずしたとき・・・
集合的無意識の抑制をしなくなったときに自分のシャドウに影人間にされるということだ。


(そう・・・か・・・これが、今の人たちの、影人間のこころ)


一瞬を楽しめればいい、恐ろしく享楽的な、アリとキリギリスのキリギリスの考え方。
タカヤもそのひとり、彼が一番、一瞬を楽しんでいるのだろう。


(でも・・・それって、やっぱり、ダメ)


生きることをあきらめるとか、いやだとか、そういうことは駄目なんだ、と。
アイギスは今までの経験からそう教わった。


階段を駆け上る。この先が、屋上。死の待つ夜の舞台。
皆、焦りを抑えきれず、ハイスピードで上っていく。
普段足が遅く、真田や順平のハイスピードに耐え切れない天田やゆかり、美鶴、風花までが。


(死が、待っている)


そう思い、上を向いた瞬間、暗い暗い出口が見えて。
アイギスはリーダーに手をひかれて、その微笑を見ながら、屋上に足をついた。


屋上は、何も無い寂しいところ。暗くて、何も見えない。
見えるのは、こうこうと輝く、恐ろしくぎらぎらとした月だけ―――


「・・・・月?」


キュ、キュとアイギスは目のズームの倍率をあげていく。

キュ、キュ、キュイッ

最大にしたところで、得体の知れない怖気がこみあげてくるのが分かる。
見たくないのに、目が離せない、それは


「・・・・・・・・・・綾時、さ」

「それは仮初の名前だよ・・・嫌いではなかったけどね」

「綾時さん・・・」

「今はもう、ニュクスと一体になって・・・・」

「綾時さんっ!!!」

アイギスの叫びに皆が目をみはる。アイギスはまくしたてるように言った。


「綾時さんでいる間、あなたは生きていましたか!?
あなたは、彼の隣にいたいって、此処にいたいって思いましたか!?
あなたは、人じゃないって知ったとき、何を思ったんですか!?」

ひとしきり言って、また口を開いた。



「あなたは・・・生きたいと、思ったのでしょう・・・?」



目の前のニュクス・アバターは何も言わず、ふ、と笑うと、話を続けた。


「僕が、何であるか分かっているはずだよ・・・それでも立ち向かうの?」


仲間たちはそれぞれに答えていく。アイギスは叫びたいのをこらえながら、言った。


「あなたは、死・・・!!!」


そう。死。デス。全ての命に約束されたもの。
そう。生きたいと思っても、生きることなんてできないもの。


「あ・・・・あぁ・・・・!!」


アイギスはうめくように声をあげる。
そうだ、そうなんだ、綾時は、生きようとしても生きられない・・・
機械よりももっと、可哀想な、存在。


(わたし、なんて、愚かなことを、わたし、綾時さん)


戦いが始まって、仲間が皆それぞれ武器を手に立ち向かってゆく。
綾時の、少しブレた声が聞こえる。アイギスも武装して、駆けた。


「「「そのアルカナは示した・・・」」」


何重にも聞こえるその声を聞きながら、アイギスは巨大な体の弱点に銃を打ち込む。
それでも負けてはいけないから。それでもわたしは生きなければいけないから。

何度かその声が聞こえて、次にその声が聞こえたとき、ニュクス・アバターの声は震えた。


(泣いてる、違う、悲しい?)


全ての命の行き着く先は死なんだと、告げる声はとても悲しく。
生きようにも生きることが出来ない、彼の、声。


(そうです、全部、死ぬんです・・・最後は)


分かりきったことであり、なかなか考えられないことである。
いつも傍にあるものは、当たり前すぎて、その存在を忘れてしまう。
本当は、一瞬たりとも忘れてはいけないこと。

黒いヴェールのような翼がニュクス・アバターを覆い、皆はリーダーの一声で待機の構えを取る。
そして、そのヴェールがはがれた時、アイギスは跳んだ。


ニュクス・アバターと目が合う。
一瞬、綾時さん、と言いそうになって、口を噤み、言葉を飲み込む。
指の銃から弾を連射し、的確に急所に当てていく。結構なダメージだろう。


「パラス・アテナ!!!」


着地する前にペルソナの名を呼ぶ。着地した瞬間にはもう、ペルソナは前進していた。
そして、アイギスの声とともに、攻撃をかます。


「・・・・・ぁ・・・・!!!」


ニュクス・アバターの巨大な体が崩れて、地に伏せた。



生きようにも生きることが出来ない、綾時さんは、何を思ったのでしょうか。


京都駅に着いたときとか、旅館に着いたときとか、

八橋を食べたときとか、舞妓さんを見つけたときとか、

順平さんと肩を組んで何か話しているときとか、

・・・・思い出したくありませんが、露天風呂で見つけたときとか。


何を思っていたの・・・?私が彼をねたんでいたとき、彼は・・・・生きたいと思ったの?


「人では、ありません。・・・さんとは、違うっ!!!」

「彼とは・・・違う・・・僕は、人じゃない・・・」

「そう、あなたがデス・・・彼を導いた・・・」

「僕が、彼を導いた・・・?」

何を思っていたの・・・?私が彼に真実を言ったとき、彼は・・・生きたいと思ったの?


答えは無かった。けれど。


「ごめんなさい――――――」


生きることが出来る私が、生きることの出来ない彼に、何を言う権利があっただろう。

そう呟いて、一息ついた・・・・










=解説(?)=
何かえらく長くなってしまいました。アイギス視点の最終戦。
ニュクス・アバターの声と全ての人の魂の戦いの組み合わせはすごいですよね!
初めてラスボスやったときに、その美しさに絶句しました。いやー、好きです。

綾時は、生きたくても生きれませんよね。
アイギスよりももっともっと生きることの許されない子だと思います。
だって、死なんですよ?自分が死なのに、生きるなんて無理でしょう。
本当、12月の綾時はすごく苦しかったんだと思います。ううう・・・・
アイたんには生きることが許されてるだけまだマシってのを実感させました。

次で最後・・・!!アバター戦後~タルタル消滅まで。

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