こんばんは。
下の記事投稿してから寝て起きたらこんな時刻でしたorz
今日ベルばら読むかDDS2するかPCするかしかしてないよ・・・ぐぇー・・・
アイギスSS二つ目です!主人公との会話メイン。
アイギス1人で答えを見つけることなんて無理でしょう。
やっぱり彼女が人間になったのは、主人公の力だと思うんです。
というか主人公には名前持たせていないくせに喋らせている私って!汗
儚げな喋り方をする主人公が好きです。まあ時期が時期ですからね。12月。
では、追いかける?からどうぞ。
「・・・・・ぁ・・・・」
次に目覚めたときはちゃんと目もあり手足もありました。
そう、ラボで目覚めたんです。全身、何かにつながれて動けませんでしたけど。
「・・・わた・・・し・・・」
必死に記憶を手繰り寄せました。デスのこと、あの橋での出来事。
そして自分は壊れてしまい、ラボにいるんだと、状況を把握しました。
もちろん、謎の世界での謎の光景も覚えていました。
私の心臓が、彼が、引き裂かれて・・・・
「・・・・っ、そうっ!わたし、彼を・・・、・・・さんを守らなきゃっ!」
慌てて立ち上がろうとして、ラボの方に押さえつけられました。
・・・言葉で、言ってくださればいいのに。やはり私は機械ですか?
言葉の伝わらない、プログラムのために命を捨てる、機械ですか・・・
そう呟いて、修理を始めるからと、電源を落とされました。
私は、なんなのでしょう。人のかたちをした、ただ彼を守るためのもの・・・
やはり、機械ですか。彼を守るという目的が、プログラミングされているのですか。
彼を守ることだけが、生きる目的というのは、おかしいでしょうか。
・・・さんに、そう言うと、彼は柔らかく微笑んで、話をしてくれました。
「僕を、守ることだけが、君がここにいる理由じゃないと思う・・・・
君は、みんなともっと一緒にいたいって思うでしょう?
なら、君が存在している理由は、僕だけのためじゃない。君自身のため。」
「・・・・・私が、望む?ここにいることを、あなたを守ることを・・・・」
「・・・・・僕を、守ることは、表面上での目的でしか無くなっているんじゃない・・・?」
「私が、自分の意思で、プログラム外の行動、を」
「君がここにいたいと望むから、君は敵わないと分かっていてもデスと戦う・・・
僕を、絶対に来てしまう滅びから守ろうとする・・・ここにいいたいと望むから」
胸の奥で、なんだか、きゅんとしたものがこみ上げて来ました。
これを何というのか分からなくて、聞いてみたら、
「それは、泣きたいって、サインなんだよ」
と言われました。
「わたしは、泣けるんでしょうか・・・・?わたしは、みんなや綾時さんと同じように・・・」
「君はもう、機械じゃない。人間以外の何者でもない。
・・・人はね、自分の目的で、今いる場所に存在しようとしているんだよ。」
彼の瞳が私を見つめる。
深海の奥のように、暗い瞳だけれど、空から差し込む光のこどく、わたしの目を射抜く。
「アイギスは、何を望んでいる・・・・?」
光は、深海の奥の宝箱の在り処を照らし出しました。
わたしは、気づくことが出来たんです。彼が何を言おうとしているのか。
わたしが、何を求めて、なぜここにいるのか。
「わたしは、ここにいたい・・・みんなともっと一緒にいたい・・・!
ずっと、ずっと永遠に、みんなと、貴方とこの世界にいたいんです・・・!!」
「それを、何ていうの・・・?」
「あ・・・、これは・・・・、そう、か。」
彼は「分かっちゃった?」とニッコリ笑いました。風花さん語録より引用です。
だから、私も、一ヶ月前には分からなかったことを、笑って言いました。
「私、これ、これが・・・・生きたいって気持ちなんだ・・・・」
わたしの生きる目的は、稼動する目的は彼のためじゃない。
最初はそれが目的で、私がここにいる意味もそうなんだと思っていた・・・・
けれど、そうじゃなかった。
もっと、みんなとこの世界にいたいと思った―――・・・
ゆかりさんの楽しくて明るい話、分からないときがあるけど、もっと聞きたい。
順平さんの調子の良さには時々呆れるけれど、それでも見ていたい。
美鶴さんの立ち直りはすごいと思った。私も見習いたい。
真田さんは時々意味不明です。けれど、その精神は、誰にも負けない。
風花さんは、綺麗で柔らかくて、でも儚さが無いあの細さは、すごいと思う。
天田さんはあの歳でよく立ち直れて、これから先が楽しみです。
コロマルさんは、私との会話をすごく楽しみにして下さります。
荒垣さんは、それこそ死んでしまったけれど、ずっとここにいると思う。
綾時さんは・・・うらやましくて、ねたんで、それに敵だけど、すごく、悲しいんでしょうね・・・
そして、彼と、ずっと一緒にいて、この世界を見ていたい・・・!!
「わたしは、わたしのためにここにいる――――・・・!!」
■解説(?)■
さて、今回は主人公が引導渡してくれました。いい子です。
上の台詞が石田さんの声だと思うともう悶えます。すごく綺麗だと思います。
それは置いといて。アイたんの深層心理の中庭には、何があるんでしょう。
多分そこには心の海にさえ出てこない隠された気持ちがあるんでしょうね。
というか彼女自身がそれを抑えていたのかもしれません。
自身のために作られた機械なんてありませんから。全部他人のためですから。
次回は最終回、えっと時間的にはEDです。
アバターの喋り方とか綾時と同じで良かったっけ・・・・あれれ。
EDのあのシーンがすごく印象的でつくった話ですしね、これ!
え、あのシーンってどれよ?な方は次回をご覧になってくださればよろs(殴)
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