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一日に二つあげてしまうほどSSのネタがたまっております。
後日に回せばいいものを暇すぎて書いてしまいます。もう駄目であります。
ドラマCDにFESと新作が尽きないのも原因です。
中井さん出るんですよねvvvでも2は出なさそうです・・・ぐぇ

アイギスの語りSSです!クリア後アイたんの回想って感じです。
FESのムービーとか見てると、アイギスがすごく、しっかりしてるんです。
覚醒前のアイギスは機械であることに、すっごく悩んでるじゃないですか。
そういう揺らぎがなくなって、すごくしっかりと前を見て、進んでる。
アイギスがそうなるまでの経緯を書こうと思います。
全て私の憶測ですけど・・・こう思ってたんじゃないかな。(知らないよ)
私の憶測だらけなので公式を大切にしたい方は敬遠した方がいいかも。

・・・またこの女は大層なことを言って!!汗
今回も連載です。3回ほど。もう後先考えてない感たっぷり!
ちなみにセリフはイベント通りではありません。
また、主人公の名前は・・・にしています。
ここにうちの主人公の名前いれるのは気が引けたので。なぜだ・・・。

では、追いかける?からどうぞ。


「あなたは、デス・・・」

ぎらぎらと光る大きな月の下で、わたしは彼に教えました。
緑色の空を背景に、忌まわしいあの場所、あの橋の上で、教えました。
彼が何者なのか、私はどうすればよいのか、今は、どういう時なのか。

「僕は、デス・・・・、思い出した・・・・」

「私は、あなたを倒さなければなりません」

「・・・僕は人じゃない・・・」

「そうであります。あなたは」


武装。銃口を彼の瞳に向けた。その見開かれる瞳は


「人では、ありません。・・・さんとは、違うっ!!!」


胸に熱さを感じて、それを吐き出すように、言葉にした。
ゆかりさんが言っていた、ムキになる、とはこういうことだったんでしょう。
彼の、恐ろしく悲痛な表情が目に映ったのを、覚えています。




私は人ではありません。私は機械です。
彼は人ではありません。彼はデスです。

私は涙を流せません。私は感情と言うものが分かりません。
彼は涙を流せます。彼は人の感情を持っています。

私も、彼も、人ではありません。
私も、彼も、人でないことを否定できません。

でも、私は悔しかった・・・・
どうして、彼は、・・・さんの隣で笑っているんでしょう。
どうして、悲しそうな顔をできるんでしょう。どうして、どうして!

私だって、そうなりたかった!!
・・・さんに近づきたかった・・・!!!隣で笑いたかった!
なのに、デスは、私の場所を。

だから、私は彼を否定しました。
私よりずっと、人間らしい彼を、機械の私が、人間でないと、言いました。




・・・最初に、彼に違和感を感じたのは、最初に視覚に入れた時でした。
生理的・・・というんでしょうか。「ああ、駄目だ」と思ったんです。
・・・さんに近づけちゃ駄目だって、誰かが言ったような感じでした。
修学旅行のときは、色々弊害があって守ることができませんでしたが・・・・
そこで、初めて、綾時さんをうらやましく感じました。

京都駅に着いたときとか、旅館に着いたときとか、
八橋を食べたときとか、舞妓さんを見つけたときとか、
順平さんと肩を組んで何か話しているときとか、
・・・・思い出したくありませんが、露天風呂で見つけたときとか。

すごく、人間らしい、生き生きとした顔。
そのときは、別に綾時さんがデスだとは気づいてはいませんでしたから、
当然のことだとは思っていましたが。
彼とともに、笑えるのが、すごくうらやましい・・・って思ったんです。
順平さんも同じなんですけどね。何か、違うと感じました。


その後、彼の正体が分かったとき、それは溢れました。
うらやましい、から・・・何でしょう・・・なんといえばいいのでしょう。
一言で言うならば、「デスなのに、デスのくせに」と思いました。

・・・すごく、いやな気持ちですよね。
当時の私には、感情とか、よく分かりませんでしたけど、
「こんなの言っちゃいけない」と思いました。
・・・さんが、私のこんな気持ち知ったら、悲しむだろうな、って。





「人では、ありません。・・・さんとは、違うっ!!!」

「彼とは・・・違う・・・僕は、人じゃない・・・」

「そう、あなたがデス・・・彼を導いた・・・」

「僕が、彼を導いた・・・?」

死神・・・タナトスの姿が、フッと見えて、私は走りました。

「―――――――パラディオン!」

そこからは、よく覚えていません。私の攻撃が全部弾かれたことしか・・・
やっぱり、倒せないんだ。でも、死ねないんだ。
そう思って、あきらめかけて、・・・さんを見て、意識は消えました。



「・・・・ぁ・・・」

次に目を開いたとき、私が見たのはラボではありませんでした。
暗い中、金色の蝶が、ひらひらと舞う世界。

「あれ・・・?」

私はそのとき気づいたんです。私、手足が無かったんです。
でも手が無いのに手を動かす感じはありました。
多分顔もありませんでした。でも、視覚はあったんです。

無い目で一匹だけきらきら舞う蝶をよく見てみました。
その蝶は、実は蝶ではなかったんです。

「これ・・・羽・・・!パピヨンハート・・・!!」

そう、私の心臓が、私の目の前でひらひら舞っていたんです。
しばらくすると、パピヨンハートは、青い蝶に変わりました。
普通の蝶々。・・・さんを彷彿とさせる、青い色の蝶。

「・・・・・・・え・・・?あっ・・・」

呆然と口を開いたときにはもう、その蝶は千切れていました。
羽を裂かれ、頭と胸と胴を三等分されて・・・

そのとき、嫌な、映像が見えました―――・・・・


「あ・・・あぁああぁぁぁ・・・・・・ああぁぁぁぁぁああああ――――っ!!!!」


・・・さんの死体。蝶と同じように、切り刻まれて・・・・!


でも、その時、ひとつ、私の中でつながった。
私の生存目的は・・・これを、見ないこと・・・
私がいる意味は、彼を、守ること・・・・!!!





「私の生きる目的は、彼を守ること、それだけ――――!!」







=解説(?)=
最後の文、アイギスの考え方はまた変わります。
彼女が一人で悩んで答えを見つけられるはずが無いので(酷)
やっぱり、主人公が彼女を人間にしたと思いますから。
次回は主人公との会話。アイギスが綾時やみんなの苦しみを知ります。
その上で、本当の自分の生きる意味を見つけます。
・・・私、こんな大層なこと言ってていいのかな、あわわわわ。

あとパピヨンハート→青いの→主人公の流れは好きです(知らん)
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