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今日は友人からクッキーやチョコを奪う日ですね!!(違)
うちの県の中学生はみんなテストでした。県下一斉なんですよ。
今回も萌え要素ありませんでしt(殴)

さて、予告どおり順主あげますよヒャッホーイ!!!!
・・・と思ったのですが。2月って記憶消えてるじゃん。
ちょ、どーしよう!!とか思ったのですが無視します(ぁー)
タイトルは・・・なんですかコレ。ふざけてるんでしょうか。
・・・いや、ふざけてません。とりあえずタイトル通りの内容なので;;
超絶甘いです。甘さ指標5です。(1~5で)
あと捏造設定(七月満月の部屋割り)があるので嫌な方はお気をつけを。
じゃ、書きますかねー。追いかける?からどぞー。

 



 

 

〔回想ラヴァーズ・バレンタイン〕



「はいっ、じゃあこれで完成だね!」
「わー風花の美味しそう!」
「ゆかりちゃん、欲しい?欲しいんだったら」
「ううん、私はいいから。」

寮のラウンジに女子高生特有の黄色い喚声があがる。
料理がまぁまぁ出来るゆかりが講師となってのチョコレート教室。
で、そのチョコは何かというと。

「風花は誰にあげるの?」
「私は・・・一応寮のみんなに配るつもりだけど」
「私もだ。今回のは自信作だからな・・・アイギス、味見して」
「私は機械でありますから食べれません」
「だと思ったからチョコの中にオイルを」
「遠慮させていただくであります」

いわゆるバレンタインデーのチョコレートである。
(ただ約二名のチョコレートは救急車を呼ばざるをえなくなるので危険)
日本の習慣でいくと女性が男性にチョコレートを渡す日である。
しかしゆかり、風花、美鶴、アイギスの四人に一人だけ男子が混じっていた。

「しかし須雲君も健気だね~あのバカのためにチョコ作るなんて」
「ゆかりさん、暁人さんの前でそれは禁句であります」
「いや・・・いいからアイギス;;」

須雲暁人である。もう一人の人格である木下孝彦にそそのかされて(本人談)
順平にチョコレートを作ることになったらしい。
ちなみに寮の女性たちには暁人が順平大好きなのは周知の事実である。
(バレた翌日ものすごくイイ笑顔で風花が話しかけてきたのが印象に残っている)

「っていうか須雲君、上手だね~。生チョコ?」
「うん。味見してみて?」

ゆかりは生チョコを口に放り込む。その途端、とろけるような笑顔が広がる。

「おいっしぃ~!!!すっごい、口の中で、ふわって・・・!」
「いいなあ順平君、こんな美味しいチョコと須雲君独り占めできて」

いつの間にか生チョコをほおばっていた風花も感想を述べる。

「・・・ぁ、じゃ、僕、ラッピングも出来たし・・・えと、渡してくるね!」
「うーん、行ってらっしゃいー」

==================================

こんこんっ

「じゅんぺー、いるー?チョコレート・・・・」
「おー、入れ入れ、チョコ大歓迎ー」

気の抜けた声(毎度毎度のことだが)が返ってきて暁人は足を踏み込む。
見慣れた順平の部屋に入って後ろ手にドアを閉める。
(この匂い、好きだな)
安物の香水と人が住んでいる部屋特有の匂いがする。
部屋に入った瞬間、あの空気が変わる瞬間が好きだな、と思う。

「あ、チョコ・・・生チョコって大丈夫?」
「おー、暁人が作ったんなら何でもいける」

ラッピングをばりばりと破くかと思うと案外そぅっと開ける。
箱を開けて順平の大きな手が小さな生チョコを摘む。
ふっと綺麗に微笑んだかと思うと口の中に生チョコを放り込んだ。

「・・・んむっ、うめぇ!口の中で・・・こう、ふわって解けて行って」
「ゆかりと同じこと言ってるよ・・・」

2人とも感想が単純だよなぁと思いながら、その感想をいとしく思う。

「何か、今、七月の満月のこと思い出した」
「七月って・・・・ぶっ」

思わず噴いてしまう。それには理由があった。

「あー・・・そういえばーそんなことも・・・あったね・・・・」
「今更何恥ずかしがってんだよー、法王倒した後に恋愛の野郎が」
「自覚が無かったから余計恥ずかしかったのー!!!!!」

七月の満月。法王の大型シャドウを倒したあと、恋愛シャドウが出現。
それで恋愛シャドウの精神攻撃でSEESのメンバーは・・・

「色々・・・あったんだよ、ね・・・・」

同じ部屋に飛ばされた暁人と順平はそこで(暁人曰く色々あって)
暁人の無自覚の想いを明かされて二人は結ばれたわけであった。

暁人は隣にいる順平を見つめる。
無邪気な笑顔、子供っぽいバカみたいな笑い方。
でも、全部、いとおしい。

「・・・・な」

順平が気のつかないほどに小さな声でつぶやいた。

「これからも、一緒にいれて、いろいろあると、いいな」

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